今年から始めたフィンガーライム。
手探りが続きます。
分かったのは品種によって耐寒性が随分違います。
『テイスティグリーン』
今、家にあるフィンガーライムの中で最も寒さに弱いです。
植え付けたのが3月15日。
それからどんどん枯れ込んで行きました。
枯れ込みは先端から中心へ。
とうとう芯まで。
枯れたか。
あ~あ。
根元を見ると。




一度、樹高3cmまで切り戻します。
年内に1~1.5mまで戻ると思いますが。
ただ冬にまた枯れます。
テイスティグリーンは地植えに向きません。
樹勢の強さは感じますが。
テイスティグリーンをみかんに20ケ所ほど高接ぎしましたが成功は1ケ所。
今の所1ケ所だけ枝が青いです。
全滅に近いです。
親木の芯も枯れるくらいなので接いだ枝も当然枯れますね。
接いだ枝で一部芽動きが見られます。
樹勢の強いタロッコに高接ぎ。
接ぎ穂の太さは1.5mmほど。
『パープルブリス』


親木の方もかろうじて残りそうです。
枝のほとんどを接ぎ穂に回していますので接木部は3cm。
全樹高は10cm。


『アルストンビル』
台木側から元気な枝が伸びていました。
いかんいかん。
すぐに台木の新梢はポキっと折っておきます。
この品種は寒さに強く、接木の成功率も高いと思います。
他にも接いでありますが枯れずに残っています。
親木も枯れ込むことなく動き始めました。
こう言った品種で多品種接ぎの骨格を作ると良いと思います。


植えつけた親木。
全く枯れ込む気配がありません。
芽が動いて来ました。
接木部は3cm。
全樹高は10cm。

『イエロー』
黄実もあった方が良いので植え付けています。
耐寒は今一良く分かりません。
接木部は10cm。
全樹高は20cm。


フィンガーライムの挿し木。
今年は200本ほど挿してみました。
テイスティグリーン、ピンクパール、エマ、ミアローズ。
接ぎ穂にもならなかった捨てるような細枝ばかり。
カラタチの挿し木から考えるとフィンガーライムの挿し木も時間が掛かると予想します。
意外にもテイスティグリーンが残っています。
挿してから蕾を付け始めたものもあります。
テイスティグリーンは樹勢が強い分、鉢であれば育て易いように思います。



フィンガーライムは大きく成長させることしか考えていません。
イメージ的には2.5m。
それに向けての管理になります。
品種によって耐寒に差がありそう。
寒さに強くて特徴のある品種の見極め。
フィンガーライムの接木は簡単と書いてあります。
本当に?
みかんの接木は簡単ですがフィンガーライムは高難度。
家の中の鉢だと成功するのでしょうか。
今年、路地接ぎはかなり失敗しました。
60本ほど接いで成功は1/4~1/5くらいだと思います。
気持ち的には根元から枝が折れた状態。
接木に成功した枝は今後の成長を追って行きます。
タロッコに接いだパープルブリスとアルストンビル。
1本の枝の先端に接木。
この枝はあなた専用の枝ですよー。
あなたの為に用意させて頂きました。(笑)
これから台木側から次々に芽を出して来ます。
都度芽欠き。
その枝の養分は接ぎ穂に集中。
2mmほどの接ぎ穂から1年でどこまで成長するかですね。
全くの未知数。
今後追って行きます。

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まずは経験。それで少しづつ修正。
植えたものは当地の土壌に根付かせる。
接木したものはしっかり活着させる。
成長の軌道に乗せられるのは来春かと思います。
品種ごとの個性をしっかり見極めたいですね。