商売では『3方よし』が長く続けられる極意のようなものと言われています。
『売手』『買い手』『世間』の3つ。
それともう一つ。
『変化』。
時代に合わせる為の変化。
長く暖簾を守って来た老舗はこの『3方よし』と『変化』が必ず当てはまっています。
果樹栽培も同じかなって。
趣味の果樹栽培は楽しむと言うのが一番ですが長く続けるには『3方よし』と『変化』が無いと出来ません。
よりおいしいものを誰かに食べて貰いたい。又は食べさせたい。
今まで食べたことのない果物を自らの手で作って食べたい。
栽培方法を変えつつ、栽培品種も変化させながら。
おいしいみかんを頂きました。
『西南のひかり』。
果肉には機能性成分として注目されるβ-クリプトキサンチンを含んでいます。
私も当初から注目していた品種です。
香りがあって味が濃厚。
皮が剥き易くじょうのうが薄いのも特徴。
私も改めてこの品種を見直しました。
おいしい!




先日、食べてみて甘いと感じたみかんがありました。
糖度を計ってみると17.6。
糖度18レベルは過去に何度か頂いていましたので舌が記憶しています。
やっぱ目指すはこのレベルでしょうか。


不知火と真鍋。
昨年、1個づつの収穫。
今年はそれぞれ30個づつくらい生らせました。
十分摘果したつもりでしたが色付くと摘果不足。
まだまだ感覚にずれがあります。
バレンシアオレンジからの品種更新で今年が2年目。
主枝を数本に限定して足元をスッキリ。
てっぽう虫対策と養分の流れを明確に。



キウイを一棚剪定しました。
2018年9月4日の台風21号で倒壊した棚です。
昨年のゴールデンウイークに棚を戻し、一年養生させました。
昨年のこの棚での収穫は3個。
何とか一年で復活出来ました。
高接ぎしてある『パンダ』。
パンダでありますが、花は赤いです。
取り敢えず受粉させたい。
昨年の結実は0。
2018年9月4日の画像。

2020年1月2日、剪定後の棚。
収穫時に軸を残すように収穫します。
剪定する位置の目安にしています。
キウイは収穫した実の先の芽から伸びた枝に実を付けます。
芽は落下した葉の数だけ。
一芽から一本の枝が伸びて、伸びた枝の付け根側に蕾を付けます。


『パンダ』

キウイ4棚の剪定が終わり、ぶどうの剪定を始めます。
剪定枝も少しづつ増えて来ました。

『3方よし』と『変化』。
一年後に結果が出ます。
今年も作業は集中して。
10割の作業のうち1割はゆっくり観察したいと思います。
この1割が果樹と対話する貴重な時間になりますね。
本年も宜しくお願い申し上げます。
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同じ品種でも初生りと4年目では違いますね。
味に安定感が加わって来ます。
不知火の収穫は昨年1個だけ。
糖度が15くらいでした。
2年目で数は一気に増えました。
味はどうでしょう。
糖度の違いでデコポンに格上げか不知火のままか。
もうすぐ収穫。
楽しみですね。