私は製造業に携わっている一員であります。
最近プレス発表もしていない商品が以外に良く売れます。
営業には1台定価700万弱で売って下さいと伝えてあります。
値段はエイ・ヤー。
どうせ売れないんだからちょっと高めでいいか。
実に適当であります。(笑)
軽い乗りで原価をしっかり計算しておりません。
夏に新製品を発表しましたがこちらは定価70万弱。安い商品は原価(パーツ代・工数)をしっかり計算して他社の定価・仕切りも考慮して値段を決めました。安いものほど厳しく見ないと行けません。
売るのが難しい世の中で、何故この商品が高くても売れるのだろう。
きっとこの商品はマイナーな商品で他には無いから。
このあたりですね。
世の中に無いオンリー・ワン商品を創る。
簡単ではありませんが。
スーパーの青果コーナーに立ち寄りましたらリンゴが97円。
非常に小さいです。
最近は98円じゃなくって97円なのですね。
97円。
きっとこの価格じゃないと売れないのでしょう。
スーパーは最初から値段が決まっています。
主婦が手に取ってカゴに入れ易い値段。それが97円なのでしょう。
きっと農家に対しては1個--円のリンゴを提供して下さい。
指し値で来ます。
逆に農家は1個97円のリンゴを作るしかありません。
結果このような小さなリンゴになったのでしょう。
消費税が上がると一回り小さなリンゴになるのでしょうか。
リンゴのパインアップルの残り果を全収穫しました。
小さいのはキウイの追熟用で大失敗と感じたリンゴ。1個240g程度です。
大きいのは着色が悪く残してあったもの。1個460gほどあります。

スーパーの97円のリンゴがこの小さなリンゴと同じくらいなんです。
何かが間違っている。
ただこれが現実。
しかし250gほどのフジをどうやって作るのでしょう。
小さなフジをたくさん生らせるのは得意の生らせ過ぎで出来ると思いますが、翌年に影響が出ないのでしょうか。
この当たりにもプロの技がるのでしょうか。
農家にもスーパーの価格競争の波がありますね。
生き残るには価格競争に浸かっていては厳しいものがあります。
高くても売れるものを作る。
それにはどうするか。
逆の考えをしないと生き残りは厳しいかもしれません。
高くても消費者の満足度がそれを超えられればリピートされます。
家のリンゴは79円レベル。
まだまだ上を目指せます。
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これがなかなかありません。
変わり栄えしないのでガッカリします。
先日のB1で何であれだけたくさんの人が来るのでしょう。
何かそこに見たことがない食べ物があるから。
当たり前のものをそこに買いに行くのではなく、そこに行けば何か新しいものが発見出来るから行こう。
スーパーはもっとプレゼンが必要なのかもしれませんね。
価格と価値観は人の主観で決まります。
果物も高くても満足出来るものを作る必要がありますね。