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日本一の果実栽培をめざして(FC)

四季の移ろいと果物の魅力を伝えます。 皆さんと共に味わいましょう。
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主を待つイチョウ。  2014年の黄葉

一年ぶりに気持ちが沈んでおります。

どん底であります。

人生で何度か味わうことなのかもしれませんが。







さて、2014年のイチョウの黄葉の見頃は11月末となりました。

日の出とともに日本一のイチョウ並木を散策してみます。

今年はどんな表情を見せてくれるのでしょう。




【朝もやに立つイチョウ】

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【鏡イチョウ】

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【染めるイチョウ並木】

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【一本道】

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【最盛期】

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【一粒】

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そして。

昨年の秋、近所のおじいちゃんにイチジクの木をあげる約束をしました。

今春、約束通りイチジクの木はおじいちゃんの畑に植わりました。



先日、おじいちゃんの家にキウイを持って訪れました。

おばあちゃんがいたので手渡してそのまま帰宅。

その時、おばあちゃんは何も言わず御礼だけ述べられました。

先日、家内の話でおばあちゃんからおじいちゃんが入院していることを聞かされました。

病名は末期ガン。

食事も出来ず点滴だけとか。

家内は先日お見舞いに行きました。

おばあちゃんは私が家を訪れた時、本当のことを言えなかったのでしょう。

私が同じ立場であれば私も言えません。





おじいちゃんの畑です。

イチョウも植えられてます。

イチジクは実を付けていましたが収穫の跡は見られません。

IMG_1478.jpg



この畑のイチョウは銀杏産地から見ればショボイ感じです。

IMG_1481.jpg




暫くイチョウの木で佇んでいました。

・・

このイチョウ何年経ったんだろう。

10年?15年?

イチョウが今年はおじいちゃんが来ないな~。て。

おじいちゃんは銀杏が好きだったからな。

昨年の秋に銀杏の品種の『久寿』と『藤九朗』で話が盛り上がったのを思い出しました。



あたりを見渡して一つ救われたことがあります。

銀杏がそれほど落ちていません。

きっとおばあちゃんが収穫されたのでしょう。

良かった。





私は病院には行けないな~。

辛くて。

せめて、

せめてイチョウの木を綺麗に撮ってあげよう。



【最後のイチョウ】

IMG_1483.jpg




きっとおじいちゃんにはこれで会えないと思います。

今年のイチョウの黄葉は悲しいね。

辛い辛い。



おばあちゃんからおじいちゃんがキウイ食べたって。

泣けて来ます。



これも私の人生。

一度どん底に落ちよう。 そして這い上がろう。

いつまでも悲しんでいられません。





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【 2014/11/30 (Sun) 】 イチョウ | TB(0) | CM(12)
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【 2014/12/02 】 編集
Re: ひかり様
一度は完全復活! でしたが、今は50%まで逆戻り。
上下ジグザクしながら戻って行きます。

沈んだのはおじいちゃんと色々かぶる人がいたから。
私も過去に色々経験して来ました。
これがあって果物を作ろうと思ったのかもしれません。
健康が一番です。

果樹栽培は素晴らしいものがありますね。
人を勇気付けられますし、逆に励まされることもあります。
言葉も偉大ですが果物も偉大です。
果物に気を入れれば、その気が受け取った方に伝わります。
私もひかりさんもまだまだ果樹に育てられたいですね。
【 2014/12/02 】 編集
日本一の果実さん
どれどれ・・・師匠はどこまで沈んでいるのかな?
もう、縄ばしごを降ろしたので自分であがって来なさ~い!
足元のセメントが固まったら抜けなくなるよ!

そのおじいちゃんは、去年
りんごが生っているのを見られて
あれは、カリンかと尋ねられた方ですか?

イチジクの苗木をあげると約束された時に
春までお元気でいて欲しいと書いておられました。
でも、春も夏も秋も過ぎて今は冬です。
果実師匠のあげた果樹も
おじいちゃんの
生きる元気につながっていたことは間違いないです。

こちらもご奉仕に出掛けると
ほとんどが、おじいちゃんばかりです。
お別れも何回かありました。
これからも敬い、労わり過ごして行きます。

わたしは、果樹を育てていると思っていましたが
実は、育てられ元気づけられているのでした~。
【 2014/12/02 】 編集
Re: ゆずぽんさん
女性を泣かせては行けませんね。
私も罪な男。(笑)

悲しみを乗り越えた時。人が一歩成長した時でもあります。
ボチボチ参りましょう。
【 2014/12/02 】 編集
日本一の果実さん、ご無沙汰してました。
いつもブログにコメントありがとうございます。
ぼちぼち復活していきますんで 今後とも宜しくです。

でも もういけません、、、
いま 涙腺やら何やらアチコチ ゆるみきってるので、、この美しい画像を拝見しながら 果実さんの、おばあちゃんの、そしておじいちゃんの思いもダブらせて、もうグダグダです。。。


【 2014/12/02 】 編集
Re: くゆらさん
私が苗を気合入れて成長させるのも日々一日一日を大切にしたいから。
これが若い頃であれば一年・二年を意識することは無いかもしれませんが。

おじいちゃんはイチジクを1個でも口にされたのでしょうか。
結局それも聞けず仕舞です。
おいしいイチジクを食べさせたかったですね。
私がご年配の方に果物を差し上げるのも、いつもよりおいしい果物を少しでも食べさせてあげたいから。
私も先が見えてますが、ご年配の方はもっと時間が有りません。
一日一日を大切にしないと行けませんね。
【 2014/11/30 】 編集
「日々」
今年の銀杏の輝きは特別かもしれませんね。
素晴らしく綺麗です。

【一本道】【最盛期】【一粒】
一粒に宿った命からはじまって・・・

今、「日々」という歌が話題になっていますね。
その歌がふと、よぎりました^^

おばあちゃんも、おじいちゃんの
病気を知って、数知れず涙を流し・・・
心の葛藤もあったと思います。

ほんとうに、こんな時は無力で
どんな言葉も、励ましにも慰めにも
ならないと感じますね。

でも、若輩者の私たちよりも
人生の機微に触れ、生きてこられた大先輩方です。

おじいさんと、おばあさんの心の機微は
私たちの計り知れない部分で、今は
意外と穏やかな時間が流れているのかもしれない
・・・・と、思ったりするのです。

日本一の果実さんのように
気持ちの上で寄り添うことが出来れば
それで・・・・・。
【 2014/11/30 】 編集
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【 2014/11/30 】 編集
Re: しおさん
病気は行けませんです。
病気も果物と同じでピンキリです。
果樹も枝折れはOK。
枯れさえしなければ。

人生も無情なことが多いですね。
楽しく笑って過ごしたいです。



【 2014/11/30 】 編集
Re: 鬼ちゃん
どん底にセメント。
よしよしこれ使えるかな。
でもセメントもなかなか固まらないね。
固まる時間が必要みたいです。

あっ。
固まった。
復~活!
早。

でもねこの記事を書きながら泣けて来た。
自分で自分を泣かせてどうする。
歳を取るに従い涙腺もユルユルに。
緩むのは鬼ちゃんの体だけじゃないみたい。

キウイを持って行って良かったです。
最後の思い出になってくれたら有難いですね。

今ねキウイがヤバイ。
不味いキウイが無茶苦茶生ってます。
不味いキウイをどうするか対策中。
鬼ちゃんにはまだあげられない。
同じ余りものでも鬼ちゃんにはおいしいキウイをあげたいので。
一線を超えるにはもうちょっと。
一線を越えたらおいしかろうが不味かろうがおかまい無しで。
来年あたりとんでもない余りものが届くかもね。(笑)


【 2014/11/30 】 編集
何ともこの風景に溶け込んでしまいそうな悲しい話題です。
ご近所さんで親しくしていた方の病状は身にしみます。

お爺さんには日本一さんの心情がしっかり伝わっていると感じました。
【 2014/11/30 】 編集
よいしょっと!
最後のイチョウは、おじいちゃんの集大成でしょうか?

おじいちゃんの事は、知りません!おじいちゃんも、鬼の事は知りません!しかし、日本一さんが、ブログで何度か紹介されていたので(そのおじいちゃんの事なら…)、鬼の気持ちの中には、おじいちゃんがいます。コメントしたこともありますね!
「おじいちゃんが得意になってるよって!」

最後のイチョウの画像は、忘れないでしょう!
日本一さん、どん底に落ちましたか?
ゆっくり、這い上がって下さい!
そして、また、素敵なブログ記事をアップして下さい!
悲しい事に合うと、何も変わらない、自然の偉大さに気が付きます。
そして、そこに、黙って佇んでいる木々に癒されます!
人間なんて、なんて、ちっぽけなんだ!
でも、あんな美味しい果実を頂くと、こんなちっぽけな人間だけど、凄いんだ!この人の力は、凄いんだ!と、見せつけられましたよ!
だから、頑張らなければならない!
どん底には、こっそり、セメントを流して置きました。
もう、這い上がるしかありません! よいしょっと!
【 2014/11/30 】 編集
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