雨降りの日に草の研究をしていました。
スギナ、ドクダミ、チガヤ。
家の放置してある畑にはびこっています。
どれも地下茎の草。
農薬を使いたくない。
しかも短期間で駆除したい。
頭の中ではイメージが出来まして実践しつつあります。
駆除方法の結論から申します。
『成長期に地上部で光合成をさせず、地下茎の養分を使い果たせる』。
これで地中で枯れます。
原理は地下茎植物は葉の光合成で出来た養分を地下茎に送って地下茎に溜めます。(養分は上から下へ)
その地下茎の養分で増え続けます。
ここで発想を変えます。
ポイントは成長期に光合成をさせない。
その為に地上に出ている部分を一度抜く(刈る)。
出来るだけ地中の深い部分で。
そうすると地下茎の養分を使ってまた地上に出て来ようとします。
次に地上に出始めた頃に再度抜く。
これをすることで地下茎の養分を無駄に消費し、地下茎の養分を使い果たし成長を断念し地中で枯れる。
一番のポイントは抜き取るタイミング。
これを誤ってはダメです。
葉っぱが青々とした段階で抜いては遅い。
草に対して一番ダメージを与えるタイミングで行う。
それは地上に出て来るタイミング。
(生えるか生えないかくらいのタイミング)
耕運機があればもっと楽。
一度、土の中の根を掻き乱します。
耕運機で根を切ると余計に増えると言うのは間違い。
耕耘は土が乾燥しているほど効果があります。(乾燥効果も働く)
耕耘することで根が動きます。
根付かせるにも養分を消費します。
根付かせて地上まで出て来るのにも養分が必要。
地上に出て来る頃に再度耕耘する。
2019年の春。
畑で土筆を摘みました。
有難いような悲しいような。
ここに野菜を植えたい。
そんなことを思いつつ。

地下茎の雑草は酸性の土のヤセ地で良く見掛けます。
彼らはそれだけ強い。
適応能力があると言うことでしょうか。
昨年、植え付けたリンゴの『おいらせ』。
2年目ですが数個生らせようと思います。
そのおいらせの奥がスギナ畑であった場所。


消石灰を撒きました。
まず土を酸性から中生に。
耕耘を繰り返してから落花生を植えます。
その為の準備。
落花生はやや酸性のようが良いようですが、まずはスギナ対策。
(落花生のプロは土が中生に傾いても植え付け前に苦土石灰を撒きます。)
実験もしてみます。
リンゴの幼苗が6本ほど並べてあります。
ここは手作業でスギナを刈って行きます。
どれくらいでスギナが諦めるか検証。
刈り取り前。


こう言った道具で刈って行きます。
サビ付いていましたが研磨して使える状態に。


スギナを抜いて洗ってみました。
節々から根が。
これが塊茎と呼ばれる養分を溜める所でしょうか。





次は芽を出す頃(芽を出す直前)に再度刈ります。

地下茎の雑草も単に抜くだけだと凄く疲れます。
これが植物の原理を知って、草が今どのような状態か理解しながら抜くと気持ちが全然違います。
目標が出来ると言うか。
2回目に抜く時に相手が弱っているのが分かると苦労が報われた気持ちになりますね。
草の気持ちを理解出来れば難敵の草に勝利することが出来ます。
今回の発想は果樹の知識が役立ちました。
果樹は葉で出来た同化養分を実に回します。
一部は葉から根に戻します。
皮の部分です。
環状剥皮は逆手にとって葉の養分を根に戻さず全て実に養分を回すと言うこと。
植物は葉は凄く大事。
葉の養分をどこに溜めてどうやって使うか。
雑草畑から野菜が育つ畑に。
なるべく短期で進めたいと思います。
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