ゆみこさんがホテルのロビーまで迎えに来てくれました。
今回、フランキーさんの果樹園を案内してくれる日本人のガイドさん。
この方、結構熱帯果樹に詳しいです。
話術もなかなかでディズニーランドのジャングルクルーズのガイドも行けそう。
良く喋るわー。
この方がゆみこさん。
写っているのは『アップルバナナ』。
バナナは3年目に実が生って、実が生ったら枯れます。
枯れたら根元から小苗が生えて来て、また3年目に実が生る。
その繰り返し。

果樹園のご主人のフランキーさんは果樹オタク。
趣味で世界の熱帯果樹を集められたとか。
今では400品種ほど。
日本でも同じような方がみえますがハワイでもいました。
果樹園訪問の目的はテレビ番組(モヤさま、有吉、この前は森崎博之)でも紹介されたハニークリームパインアップルが本当に甘いか。
やらせじゃない?
それを確かめます。
いつも使っている糖度計を日本から持参。(笑)
ハニークリームパインアップルはフランキーさんが開発されて特許も取られています。
日本の千疋屋に売ってくれなかト話を持ちかけて鼻でケラれたとか。
フランキーさん。もうあそこには売らん!
今回は熱帯果樹好きの方が知っていそうなメジャーな熱帯果樹を中心に。
『イランイラン』
特徴は花の香り。
花は皆さんが使われている香水の『シャネルNo5』の原料。
これを聞いて花のエキスを体中にこすり付けておきました。


『ジャボチカバ』
幹に直接ぶどうのような実を着けます。
今は収穫後であまり実を着けていません。
木の丈は3mほど。
因みに家のジャボチカバは50cm。

『ピクルスフルーツ』
(マックのピクルスとはちょっと違います。)
実の生り方がキモイので敢えて紹介。
幹に虫がいっぱい。
味は甘酸っぱい。



『ホワイトマルベリー』
白い実が生る桑。
以前、私も植えていました。
日本でも育ちます。
木が巨大になります。
私は手に負えなくて伐採。
桑の中では甘いです。


『アボカド』
私も畑に植えて一冬で枯れました。
日本でも香川や和歌山など温暖な場所で栽培されています。
アボカドは無茶苦茶たくさんの花が咲きます。
そのうち実が生るのはほんのわずか。
実の生り方を見て思いました。
ほとんど先端に実が付いています。
受粉してもほとんど生理落下するパターンですね。
木が自分でコントロールしています。
後で試食させてもらいました。
ご存知かと思いますが、アボカドは醤油とわさびでマグロのトロの味に変わります。
現地の醤油はキッコーマン。(笑)







『胡椒』
一応、胡椒も熱帯植物か。
齧ると最初爽やかな風味。
後で辛い。



『ドリアン』
数ケ月前に結構花が咲いたそうですが1個も実が付いていません。
実を着けるのは気まぐれだそうです。
味は玉葱を炒めて甘くしたような感じ。と仰ってました。



『ジャックフルーツ』
実はカチカチ。
触ると痛い。
重そう。
後で食べてみましたが、竹の子のちょっと固い部分のような食感。
少し甘い。
ジューシーさが足りません。




『サポテ』 (別名チコ)
味はパイナップルをちょっと酸っぱくした感じ。
日本では人気の熱帯果樹です。
試食の白いのがサポテ。




『マンゴー』
マンゴーは品種が多いです。
フランキーさんの農園では希少品種の『カスツールマンゴー』を栽培されてみえます。
試食させて頂きましたが、味はマンゴー味。
宮崎産の太陽の卵の方が絶対においしいです。
木を見ると生らせ過ぎでしょ。
摘果するともっとおいしくなるのに。
どの果樹も摘果する気は全く無し。
木が大きいから無理かも。
低樹高にすればいいのに。
マンゴーの木はハワイの家の庭にも植えられていました。
日本で言うと柿やリンゴやみかんを庭に植える感覚。







『マンゴスチン』
果物の女王と呼ばれています。
これも日本では人気の熱帯果樹。
パット見、椿の木かと思いました。
実が真っ黒になったら食べ頃。



『ライチ』
私の何回かトライして挫折・挫折・挫折。
この大きなライチの木。
羨ましい。
生ライチはジューシー。
冷凍ライチとはちょっと違います。
日本でも生ライチは売っていますね。


『ロンガン』 (竜眼とも言います。)
これも日本で人気の熱帯果樹。
この木の大きさ、何なの。
雑木に見えます。
熱帯果樹ファンからすればウソでしょ。の世界。
私も1本欲しい。
試食でライチの隣がロンガン。
食感はライチに似ています。




『キャニステル』 (エッグフルーツとも呼ばれています。)
味は少し甘いカボチャ。
ジューシーさは無し。
そう言えば、今年家でカボチャの『くりりん』を植えました。
糖度20狙いで。
試食でカボチャ色がキャニステル。


『スターアップル』
切ると断面に星型の模様。






『パインアップル』
花が一つ一つ咲きます。
私もやりましたが、クラウンと呼ばれる葉っぱの部分を挿すと発根します。
家の中だと冬でも枯れません。
葉っぱ付きのパインアップルを買われたら、葉っぱを丸ごと切ってゴボっと砂地の土に挿してみて下さい。


あとは私も知らない熱帯果樹ばかり。
最初、ハワイのお土産で果物をスーツケース一杯に買ってこようと思ってました。
日本のブログでお世話になっている方にバラ蒔こうかと。
調べてみると2018年から検疫の手続きが相当面倒になってますね。
断念。
現地で別腹いっぱいに収めるしかない。
さて、ハニークリームパインアップルの甘さ検証。
こそっとやっちゃいます。(笑)
黄色い表面したのが普通のパインアップル。
白っぽいのがハニークリームパインアップル。
結果を申しますと期待したほどではありません。
糖度で言うと17~19。
(普通のパインアップルで糖度15くらい)
フランキーさんの農園で買って、次の日の朝にも食べました。
糖度はやっぱり19程度。
感動する果物はそうそう簡単には出来ないって言うことです。






熱帯フルーツは味が大雑把。
日本の果物の繊細な味の方が絶対おいしいと思います。
今回、それを実感。
トロ味のアボカド。
これはおいしかった。
フランキーさんの農園を見渡した写真。
若干山の中。
若干傾斜地。




剪定と摘果。
ぜひして下さい。
日本の果物との差はここにあります。
もっと素晴らしい熱帯フルーツが収穫出来ると思います。
今回、ハワイで良い思い出が出来ました。
ゆみこさん、色々教えて頂いて感謝です。
お世話になりました。
(バナーの写真はフランキーさんの農園で撮影した『ミッキーマウスツリー』)
どこがミッキーマウス?(笑)
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